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合意形成力

交渉を進める中でとても大切なものがあります。それが「合意形成力」です。

合意形成力とは、最終的に相手から「YES」をもらう技術であり、6つのスキルが必要です。

 ◆マウントスキル=「信じられる技術」

 ◆リーディングスキル=「優位に立つ技術」

 ◆アナティカルスキル=「本音をあぶり出す技術」

 ◆グリップスキル=「心をつかむ技術」

 ◆アジャストスキル=「ベクトルを合わせる技術」

 ◆クロージングスキル=「YESをもらう技術」

この中からリーディングスキルの一部をご紹介します。

「主導権の力学は水の流れのごとし」

水は、重力の影響で上流から下流に流れます。この流れを逆にはできません。主導権も同じように、上流=優位に立つほうから、下流=劣位に立つほうへ作用します。この力学を理解せず、どう頑張っても変えられない流れのなかで、上流にいる相手に一生懸命水を押し返そうとしている、という失敗がよくあります。大事なのは水を押し返すことではなく、優位に立てるポイントを探すこと。そのためのノウハウを知ることです。川が上流から下流に流れるのには理由があります。主導権は、優位・劣位のメカニズムを理解することでコントロールし、変えることができます。

「欲しい」と「困る」

  相手が欲しいものがあなたから見えた⇒あなたの主導権「やや高くなる」

  あなたが欲しいものが相手から見えた⇒あなたの主導権「やや低くなる」

  相手が困るものがあなたから見えた⇒あなたの主導権「極めて高くなる」

  あなたが困るものが相手から見えた⇒あなたの主導権「極めて低くなる」

つまり、主導権を握るためには、「①相手が欲しいものが自分から見えている」こと、そして「③相手が困るものが自分から見えている」ことが重要です。

● 主導権を補完する3要素

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